• Legend of Drizzt 作品紹介

    The Neverwinter Saga

    地上へやってきてから1世紀以上。ドリッズトはかつての仲間たちの多くとの別れを経験していた。新たな脅威が迫り、ドリッズトの人生も、そして世界も移り変わっていく。

    物語の背景を理解するうえでD&D4版のサプリメント『ネヴァーウィンター・キャンペーン・セッティング』が参考になり(今では少々手に入れにくいかもしれませんが……)、逆にこのシリーズを読んでいるとネヴァーウィンター関連のD&Dシナリオがより楽しめるかと思います。

    1 Gauntlgrym

    2 Neverwinter 

    3 Charon's Claw

    4 The Last Threshold

    外伝 『ネヴァーウィンター物語』
    Neverwinter Tales

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  • ~1385

    Transitions

  • 1409

    Gauntlgrym序章

  • 1451
    ~1462

    Gauntlgrym

    The Legend of Drizzt Book 23

    ミスラル・ホールの王としての役目を果たしたブルーノーは死を装い、ドリッズトらとともにかねてから計画していた古代王国ゴーントルグリムの探索に出る。

    およそ半世紀後。ネザリルに恨みを抱くダーリアは、ネザリルと対立する魔法の国サーイのザス=タムに仕えている。ザス=タムの求める〈恐怖環〉(Dread Ring)の創造のために大量死を引き起こす手がかりを探し、ダーリアはリッチのヴァリンドラと接触。崩壊したラスカンの〈秘術の主の塔〉が地下の古代遺跡とつながっていることを発見する。

    ネザリルの者たちはネヴァーウィンター森でかつてのネザリル帝国の遺跡を探している。ダーリアの仇敵であるティーフリングのHerzgo Alegniがそれを率いる。〈灰色のバラバス〉(Barrabus the Gray)はネザリルのアーティファクトである剣「Charon's Claw」に魂を縛られ、Alegniへの隷属を余儀なくされていた。

    舞台:ソードコースト各地、ラスカン、ゴーントルグリム、アイスウィンド・デイル、ミスラル・ホール、メンゾベランザン

    2010年

  • Companions(The Sundering/Companions Codex):ミスラル・ホールの仲間たちの物語

  • 1463

    Neverwinter

    The Legend of Drizzt Book 24

    サーイの魔術師Syloraは〈恐怖環〉が破壊されたことをザス=タムに責められるが、ヴァリンドラの口添えで命を救われ、ネヴァーウィンターの街の破壊と〈恐怖環〉の創造を命じられる。

    〈灰色のバラバス〉はアシュマダイたちの動きを偵察するため、再建中のネヴァーウィンターに送り込まれる(バラバスがかつて「宝石で飾られた生命力を吸う短剣」持っていたことがわかり、バラバスの正体が明確になる)。

    ドリッズトとダーリアとともにラスカンに向かう道中、荒廃した土地とそこで生きる人々を目にする。ラスカンではヤーラクスルやアスロゲートの消息を探るが……

    舞台:ネヴァーウィンター、ラスカン

    2011年

  • Charon's Claw

    The Legend of Drizzt Book 25

    メンゾベランザンのゾーラーリン家はゴーントルグリムへの進軍と、新たなドラウの街の建設を企てる。

    Syloraが敗れ〈恐怖環〉が破壊された後、ネヴァーウィンターでは街の支配者を名乗るAlegniらネザリル人と、アボレス主権国再興を待つ者たちが対立する。

    バラバス(アルテミス・エントレリ)はAlegniを倒し自由を得るため、ドリッズトやダーリアの助力を求める。

    舞台:メンゾベランザン、ネヴァーウィンター、ゴーントルグリム、シャドウフェル

    2012年

  • The Last Threshold

    The Legend of Drizzt Book 26

    グエンワイヴァーがネザリルの権力者Draygo Quicによりシャドウフェルに縛り付けていることが明らかになり、ドリッズトはダーリア、解放されたエントレリ、シャドヴァーだったAmbergris(ドワーフ女性、クレリック)やAfafrenfere(人間男性、モンク)らとともにシャドウフェルに向かう。

    舞台:ラスカン、シャドウフェル、アイスウィンド・デイル

    2013年

  • DUNGEONS&DRAGONS ダークエルフ物語外伝 ネヴァーウィンター物語 Neverwinter Tales

    アグスティン・パディリャ作画、R・A・サルバトーレ&ゲーノ・サルバトーレ著
    『Neverwinter Saga』のサイドストーリー。訳書名は「ダークエルフ物語外伝」ですが、ドリッズト誕生から始まる三部作『The Dark Elf Trilogy』の外伝ではなく、それから百数十年後の物語を描いたコミックです。時系列的には『Gauntlgrym』直後のDR1462~1463年のどこか。

    *以下、ここまでの原書を読んでいない人の参考になるかもしれない補足事項です。未訳部分のネタバレを含みます。

    ・ブルーノーはドリッズトらとともにドワーフの古代王国ゴーントルグリム(Gauntlgrym)を探していたが、王国の遺跡でのサーイの企てを阻止し、戦闘での深手により死去。プウェントもドルクラエに襲われ、二人は隣り合う墓に埋葬されたが……
    ・サーイの企みにより、ゴーントルグリムに眠る火のプライモーディアルが解き放たれホートナウ山は噴火、ネヴァーウィンターは壊滅的な被害を受ける。
    ・ダーリア・シンフェレはムーンエルフ。ネザリル人に恨みがあり、ネザリルと対立するサーイのザス=タムに使えていたが離脱。サーイの女魔術師への復讐を誓い、ドリッズトと行動を共にしている。
    ・アスロゲート(コミックに名前が登場)はドワーフの戦士。ダーリアの依頼を受け、ヤーラクスル(ジャーラックスル)とともにゴーントルグリムに来た。戦闘のさなか、ヤーラクスルともども亀裂に転落し行方不明。
    ・ヴァリンドラ・シャドウマントルは元ムーンエルフのリッチ。ラスカンの〈秘術の主の塔〉の長だったArklem Greethの恋人。ザス=タムに手を貸している。
    ・ドルクラエはヴァンパイア。ダーリアの元恋人(のうちの1人)。
    ・ドリッズトの乗るユニコーン“Andahar”はドリッズトが首に下げた笛で呼び出すことができる。シルヴァリー・ムーンから贈られたもの。

    原書:2011~2012年
    訳書:2020年 府川由美恵訳 KADOKAWA

    販売サイト:honto Book Walker

  • 『Companions Codex』シリーズに続く

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このページはフリーランス翻訳者 羽田紗久椰が制作・管理しています。

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